歯科医院に通う患者さんが知ってほしい8つのこと 痛み編

どうも、ねこん(@nekon26)です。

本職は歯医者をしています。

今回は一歯医者から見た患者さんへ「こうしたらいいのになぁ」という提言をしてみたいと思います。

これから歯医者へ通う皆さんへ

さかなちゃん
さかなちゃん
最近歯が痛い…
ねこん
ねこん
え!?歯医者さん行かなきゃ
さかなちゃん
さかなちゃん
えー、でも痛いし怖い
ねこん
ねこん
そんな時は歯医者に相談してみよう

歯の痛みはキツく痛い

歯医者は痛くて怖いってイメージを持つ人は多いと思います。

確かに歯科では痛みに関する病状は多いものです。

治療する時も削ったりするときに痛みが出たりすることもあります。

誰だって痛いのは嫌だ。え?歯医者側も?

誰だって痛いのは嫌なものです。私だって痛いのは苦手です。

ただ今回は、歯医者サイドからの意見を言います。

痛いとき、痛みが出そうなときは、麻酔をしましょう!

なぜなら、痛いと顔を歪ませながら治療を続けるのは、歯医者側も苦痛なのです。

痛いと微妙に動いたりします。歯医者は歯を取り扱うのがメインですが、歯は小さいために少しの動きでも大変危ないのです。

痛みは血圧とかを上昇させますし、痛みに耐えようと力が入ります。中には痛みに耐えて汗だくになる人もいます。そんな状態だと、終わってもドッと疲れていることでしょう。そして、歯医者にネガティブなイメージが付きやすくなります。

あとは、痛みが出ているのに治療を続けるのは、歯医者側にも非常にメンタルが消耗します。「痛そうだけど、もっと削らなきゃ。でも痛いだろうな」と誰だって考えながら治療しているはずです。痛いのを強いているような状況は歯医者側も辛いのです。

痛みの個人差は大きい

痛みというのは、主観的です。

痛みの強さというのは、人には伝わらず本人しかわからないものです。

さらに、痛み方というのも人それぞれなのです。

同じ強さの刺激を与えても、人によっては大きく痛がったり、それほどリアクションがなかったりします。

カレーとかの辛いものが平気だったり、ちょっとした辛さがダメだったり、そういうようなイメージです。

問題となるのは、大きく痛がる「痛がり」の方です。それ自体は、別に悪いことも何もないんです。

ただ、治療という点においては、「痛がり」の方は痛みに対してリアクションが大きいため、痛いときの動作が大きいのです。

動けば動くほど、歯科治療というのは危ないです。

眉間にしわを寄せて力が入ってる表情も、歯医者側としてはメンタルが消耗して辛いものです。

麻酔の不思議

痛みがあるとき、痛みが出そうなときは、麻酔をしましょう。

これが今回の私の言いたいことでもあります。

その麻酔も中々患者さんには伝わりずらい部分があります。

  • 麻酔しても確実に効くということはない
  • 麻酔の効きにくい部位がある
  • 痛みが強いときは麻酔が効きにくい
  • 腫れが強いところも麻酔は効きにくい
  • 麻酔の効き方、効く時間は個人差がある

色々挙げましたが、麻酔にも個人差があり、よく効く人もいれば効きにくい人もいます。

お酒の強い弱いみたいな個人差と思ってもらうとイメージしやすいです。

骨の硬さとか麻酔の代謝スピード、その他もろもろが関係してくるのですが、これが麻酔の読めない点でもあります。実際に麻酔をしてみないと、効く時間、しびれる範囲、効くかどうかもわからないのです。

麻酔を打てば確実に効いてくれると、患者さんも歯医者側もどんなにありがたいことか…。

麻酔の効きにくい時っていうのがあります。痛みが強い時や腫れている場所に麻酔を打っても効果は減弱します。炎症の程度で麻酔の効果は変わるのです。

炎症の程度が関係なくても麻酔が効きにくい場所があります。

下の奥歯の神経に効かせたい時です。ここは周りの骨が硬いために麻酔が浸透しにくいのです。

というわけで、麻酔もちょっと不思議?な部分があるのです。

歯科治療中の歯医者の心理はお化け屋敷?

痛みが出そうな治療の時、もしくは麻酔をした後の話です。

両者に共通するのは、痛みが出るかもしれないということです。(麻酔がしっかり効いているかわからない状態の場合)

痛みが出るかもしれないっていうのは、歯医者側からするとお化け屋敷のようなものです。

痛みが出ると、患者さんは何かしらのリアクションをします。顔をしかめたり、微動したり、大きく動いたりします。

それは、いきなり出ます。患者さんは痛みが来るかわからないため突発的に出てしまうものなのです。

その突発的な動きは歯医者側からすると非常にビックリします。そして怖いのです。

そして、それは歯医者側からも予見できないことなので、出てしまえば突然脅かされるようなものなのです。

それにプラスして、痛みが出るかどうかわからない状況は、患者さんと歯医者側の双方とも力が入ってしまい、心理的ストレスになってきます。

こちらとしても、いつ脅かされるかヒヤヒヤして恐る恐るお化け屋敷を歩いているような気分です。

まぁ、ビビり方は人それぞれな面もあるため、歯医者側全員がそうではないと思いますが、私個人としてはそう思います。

恐る恐るすると、治療スピードも下がってしまい治療効率が悪くなることがあり、結果双方にとって良いことが無いように思います。

麻酔は効くかどうかわかりにくい不確実性がありますが、麻酔をした方が圧倒的に驚かされる割合は下がります。

ある程度治療が進むと、麻酔が完全に効いているかどうかがわかるため、そこまで来ると歯医者側も非常に楽になります。

麻酔は怖くない、痛みを取る優しいもの

色々述べてきて上で、私個人的に患者さんにこうしたらいいのに、というのは

麻酔を怖がらず、もっと多用しましょう」です。

痛みに耐えますといって麻酔を断る方もいます。

麻酔も注射で打っていくわけなので、刺しはじめは痛みはもちろん出ます。それが苦手だって方もいます。ただ、麻酔をした方がメリットが多くあるように私は感じます。

もちろん、患者優先なので無理やり麻酔をするってことはありません。そこは相談した上でです。

あとは、麻酔にアレルギーがある人もたまにいますので、もちろんそんな場合は麻酔しません。

痛みが出そうな治療ほど患者さんも緊張して力が入るものです。

いつ来るかわからない痛みに備えるんですから。ただ、疲れますよね。

そういった方は麻酔すると痛くなりにくいため、気持ちもある程度穏やかになります。

緊張する人ほど、麻酔はおススメです。

麻酔するかどうか、ある程度歯医者側の裁量次第ってのもあるんですが、私は麻酔推奨したいところです。

歯医者側から麻酔しませんか?と言ってくれる場合もありますし、患者さんから「今日の医療は痛みが出そうですか?」と聞けば、歯医者はちゃんと答えてくれるでしょう。

そこからご自身で麻酔するかどうかの決定するのもありかと思います。

ただ私が言いたいのは、麻酔に苦手意識を持たない方がいいということです。

痛みを無くせれるなら無くしたいのは、歯医者も一緒なのです。

麻酔をおススメする治療

色んな治療があるわけですが、よくする歯科治療の中から個人的に麻酔しながらした方がいいだろうな、というのを挙げていきたいと思います。

麻酔必須(しないと治療できない)
  • 外科処置(歯を抜く、メスを使うなど)
  • 歯の神経を取る治療
  • 大きいむし歯の治療
  • 邪魔する歯ぐきを取る量が多い時
しなくても出来るが麻酔をおススメ(痛みが出そう、または予想されるとき)
  • 中程度のむし歯
  • 根の治療の続き(神経を取った歯の続き)
  • 治療中に痛みが出た場合
  • 治療に緊張される患者さん
あまり麻酔をおススメしない(麻酔したデメリットの方が強い)
  • 下の奥歯の小さなむし歯
  • 一回、または短時間の痛みしか出ない場合の治療
  • 体調が悪い患者さん

もちろん、患者さんは歯医者ではないので詳しい治療法を知っているわけではありませんし、むし歯の大きさもわかりにくいでしょう。

歯医者側からすると、治療に際してある程度こういう痛みは出るかも?とかは予想は出来ますので、聞いてみたらいいと思います。

特に痛いのが苦手な方は、言ってみた方がいいと思います。

一番ダメなのは歯医者が怖くて痛いとイメージしてしまって、歯科医院に行かず歯の状態が悪くなってしまうことです。

要点・まとめ

ここまで目を通していただき、ありがとうございます。

要点・まとめ
  1. 治療時に痛みが出て辛いのは歯医者も同じ
  2. 痛がりの人ほど歯医者も怖い
  3. 麻酔が効くかどうかは打ってみないとわからない
  4. 痛みが出そうなときは歯医者も怖い
  5. 麻酔が効くのがわかると歯医者も楽。患者さんも楽
  6. 麻酔は怖くない、痛みを取る優しいもの
  7. 痛がりや緊張する人ほど麻酔を多用しよう
  8. 患者さんから麻酔について歯医者に聞くのも大切

私個人の意見とかもありますが、皆さんも麻酔を怖がらず、痛みを最小限に治療をうけてみませんか?

そして歯医者のネガティブなイメージを吹っ飛ばしましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。