どうも、ねこん(@nekon26)です。
なかなか人に伝えるのって難しくありませんか?
ちゃんと意のままに汲み取ってくれたり、行動を起こしてくれるのか?
難しいですよね!
人に何か行動を起こさせようとするのは、凄いエネルギーがいることです。
そこで、1つ簡単な方法があります。
行動を起こさせたい人に自発的に動くような好意的な印象を与えればいいのです。
ここでは、そんなときに使える人間行動学(行動経済学、行動心理学)フレーミング効果について説明していきたいと思います。
もくじ
フレーミング効果とは?
同じなのに違う印象!?

フレーミング効果とは「同じ情報でも提示の仕方によって違った印象を与える現象」のことをいいます。
言葉で書くと難しそうに聞こえますが、日常にあふれてます。
いきなりでですが、あなたは手術をしなければなりません。どちらを手術を受けたいですか?
- 成功率90%の手術
- 死亡率10%の手術
大半の方は上の「成功率90%」の方じゃないでしょうか。
実はどちらも同じ情報で、成功率90%と死亡率10%は言葉の裏返しです。
同じ情報でも、人間は直感的に判断してしまう傾向にあるため、同じということに気付かず違った印象を与えてしまうのです。
情報は大別すると2つに分けられる
フレーミング効果に関わる情報には2つの方向からのアプローチがあります。
それはポジティブか、ネガティブかです。
先ほどの手術でいいますと、
- 成功率90%の方がポジティブ
- 死亡率10%の方がネガティブ
となります。
同じ情報でもどちらからアプローチするかで、その情報の立ち位置が変わります。
ここの使い分けは非常に大事になってきます。
これ以上損をしたくないテーマにはネガティブを!
人間とは損をしたくない生物です。
総資産100万円の人に「半々の確率でプラス10億かマイナス1億になる、にチャレンジできる権利」があったとします。
ほとんどの人は権利を使わないんじゃないでしょうか。
マイナス1億がすごくリスクに見えるからです。仮に「半々の確率でプラス10憶かマイナス1億」でも、あんまりやりたがらないかもしれません。期待値がプラスでもです。
それぐらい人間は損をしたくない生物なのです。
なので、現状からマイナスになるのを防ぐテーマにはネガティブなアプローチをした情報にしましょう。
- 歯周病には8割がなるので、定期検診を受けましょう。
- 歯周病は2割しかならないので、定期検診を受けましょう。
歯医者っぽく歯の例を挙げてみましたが、上の方が心に響くと思います。
大半のテーマはポジティブで!
実は、さっき述べた損したくないようなテーマというのは少ないのです。
何かの商品を推したいときは、だいたいは商品を買ったことで現状よりプラスになるため、ポジティブなアプローチをした情報にしましょう。
- 殺菌率99%のうがい薬
- 1%の細菌が残るうがい薬
もちろんこれも上の方が心に響くと思います。
使い分けが大事
上記で例を挙げましたが、わかりやすくするために極端に書いています。
どんな風な訴え方が効果があるか、無意識にしろ意識的にしろ実践していますから、些細なことにも日常的にフレーミング効果は存在します。
ただ、知っているかいないかで、同じ商品を売るにもアプローチの仕方が変えれます。
例えば、私の好きな仮想通貨で例えると
- 仮想通貨は技術やプロダクトが素晴らしくこれから価値が上がるので、買いですよ。
- 仮想通貨持ってないと得するチャンスを逃すよ?買わないの?
二つは仮想通貨を買ってもらうために、上はポジティブ、下はネガティブからのアプローチになります。
どちらが良いとか悪いとかでなく、どちらも買ってもらうためにはアリだと思います。
下はちょっと煽る形になりますので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが。
こういう風に、書き方次第で訴え方やキャッチな印象を与えることができるのが、フレーミング効果です。
色々なところで使えると思います。特にブロガーさんには有用なんじゃないでしょうか。
まとめ:フレーミング効果を知ることで伝え方を知る
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に自分なりの使い方まとめで〆たいと思います。
- 訴えたいテーマを知る
- そのテーマでポジティブかネガティブ両方からアプローチしてみる
- どちらの印象がいいか判断する
- 迷ったらポジティブ(ネガティブは煽るような形になりやすいため)
フレーミング効果、なかなか面白かったんじゃないでしょうか?
是非、明日から取り入れてみてくださいね。意識してみると違った世界が見えるかもしれませんよ?
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。